免許更新の流れと所要時間などを解説
運転免許の更新手続きは、定期的に行う必要があります。更新の流れや所要時間などについて詳しく解説します。免許更新のポイントを押さえて、スムーズに手続きを進めましょう。
免許更新の流れ
免許更新の流れは、以下のとおりです。
- 1.受付(運転免許証と更新はがきの記載情報に変更がないか確認、申請書を受け取る)
- 2.申請書を記入
- 3.講習区分に応じた証紙を購入し、申請書に貼付
- 4.適性試験(視力検査など)
- 5.更新審査
- 6.写真撮影
- 7.講習(優良・一般・初回・違反の4種類に区分)
- 8.運転免許証交付
免許更新手続きにかかる所要時間
混み具合によりますが、免許更新にかかる時間は受付から写真撮影まで約45分、講習と運転免許証交付を含めると90分~180分程度です。
運転免許更新手続きの後に免許が交付されるまでの時間は、警察署や運転免許センターなど手続き場所によって違いがあります。即日交付される場所もあれば、後日交付される場所もあります。
運転免許更新手続きに行く際は、新しい免許証が発行されるまでの時間も確認しておきましょう。講習の時間は、下表のとおり講習の区分ごとに異なります。
講習の区分別:対象者と講習時間
講習の区分 | 対象者 | 講習の時間 |
---|---|---|
優良運転者講習 | 運転免許証の継続期間が5年以上、過去5年間で無事故・無違反(ゴールド免許) | 30分 |
一般運転者講習 | 運転免許証の継続期間が5年以上、過去5年間で軽微な違反(3点以下)が1回のみ | 60分 |
初回更新者講習 | 運転免許証の継続期間が5年未満、無事故・無違反、または軽微な違反(3点以下)が1回のみ | 120分 |
違反運転者講習 | 過去5年間に複数回の違反か4点以上の違反、または人身事故あり | 120分 |
満70歳以上の方:「認知機能検査」と「高齢者講習」
満70歳以上の方が運転免許証を更新する場合、事前に「高齢者講習」を受ける必要があります。
また、75歳以上の方は、高齢者講習の前に「認知機能検査」を受ける必要もあります。認知機能検査は、記憶力や判断力を測定する検査で、時間の見当識(検査時における年月日、曜日および時間の回答)、手がかり再生、時計描画という3つの検査を行います。
認知機能検査の時間は約30分で、高齢者講習の時間は、下表のとおり検査の結果により変わります。
検査の結果 | 講習の時間 |
---|---|
認知力・判断力に心配がない | 2時間講習 |
認知力・判断力が少し低くなっている | 3時間講習 |
認知力・判断力が低くなっている | 専門医による臨時適性検査を受ける、または医師の診断書を提出したうえで、3時間講習 |
医師から認知症であると診断された | 運転免許証の取り消し、または停止になる |
まとめ
運転免許証の更新は、車を運転するために必須の手続きです。更新期間内に更新できず、運転免許証が失効してしまうと再取得が必要となり、多額の費用と時間がかかってしまうので、本記事にある免許更新のポイントを押さえて、更新手続きを進めましょう。
対象者 | 更新の流れ | 所要時間 |
---|---|---|
75歳以上の方 | 認知機能検査 | 30分 |
70歳以上の方 | 高齢者講習 | 2時間~3時間以上 |
一般の方 | 受付から写真撮影まで | 45分 |
講習 | 30分~120分 | |
免許証交付 | 15分 |